「マンション地震防災の心得」 ~集住のメリットを活かせますか~

3月11日に東日本大震災が発生したことで、住まいの災害に対する安全性についいて関心をもたれた方も多いと思います。東日本大震災の影響により地震が多発しやすい状況にあることや、もともとわが国は地形的・地理的・気象的条件により、災害が発生しやすいということから、今後の生活においても一時的な取り組みではなく、暮らしに防災を定着させていくことが求められています。住まいを選ぶ際の最重要ポイントは、生命を守ることはもちろんのこと、資産を守ることができるかという視点です。マンション選びの際に、震災後も資産価値を下げないためにも、建物の耐震性や土地の災害リスクを知ることは重要です。

東京都の地域危険度測定調査では、各地域における地震に対する危険性を、建物の倒壊や地震による火災について、5段階のランク1(危険度小)→ランク5(危険度大)で相対評価した結果を公表しています。たとえば、坂入産業さんの新規物件である「GREEN PARK 巣鴨」を例にして調べてみますと、分譲地の巣鴨1丁目については、建物倒壊危険度、火災危険度、総合危険度のいずれも2という評価になっております。

東京の地盤は、山地・丘陵地、台地と、沖積低地、谷底低地に分類されます。沖積低地や谷底低地は、軟弱な地盤のため地震が起きた場合に揺れが大きくなり被害が発生しやすく、 山地・丘陵地、台地は固い地盤のため被害は発生しにくいといわれていて、豊島区の地盤は、ほとんどが台地です。
ほかにも、都が作成しているハザードマップ、災害の教訓を継承するために残された区の災害史(文献)や石碑などの情報からその土地にどのような災害リスクがあるかを調べてみましょう。災害リスクを知ったうえで、暮らすことで、災害時の直後の行動から被災生活、生活再建までのイメージをもちやすくなります。たとえ軟弱な地盤であっても地盤改良や基礎の強度が保たれていれば過度に心配する必要はありません。生命と財産を守るための大切な視点として、定期的に最新情報を入手することを心がけましょう。

※東京都全域の地域危険度や測定調査報告書については、東京都都市整備局のホームページをご参照下さい。

地域危険度調査に関する問い合わせ先
東京都 都市整備局 市街地整備部 企画課
電話 03-5320-5123

国崎信江氏プロフィール

内閣府「中央防災会議首都直下型地震避難対策等専門調査会」専門委員、土木学会の「巨大地震災害への対応検討特別委員会」委員などの経験から、危機管理アドバイザーとして、現在は文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」委員、消防庁「地域防災計画における地震・津波対策の充実・強化に関する検討会」委員、気象庁「緊急地震速報評価・改善検討会」委員を兼任。全国で防災・防犯対策の講演を行う傍ら、各メディアにも多数出演し、防災・防犯情報に関する啓蒙活動に注力。『マンションみんなの地震防災BOOK』(株式会社つなぐネットコミュニケーションズ発行)をはじめ著書多数。

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