「春の模様替えに室内の安全を高めましょう」

春の模様替えは、防災の好機

春を迎え、新年度がスタートしました。
季節が冬から春に変わるこの時期は、お部屋の模様替えの時期でもあります。このタイミングを防災の好機にしてはいかがでしょう。
お部屋の模様替えついでに、災害に備えるための部屋づくりを実施するのです。

カーテンなどは難燃加工、家具は配置や固定方法に気を付けましょう

カーテンやラグ、ソファやクッションカバーを明るい春色に替えるとき、素材が難燃加工されているものを選びましょう。火災が発生した時に炎症を防ぐ効果があります。既存のものに替えるのであれば、スプレータイプの防炎剤を素材に吹き付ける方法もあります。

室内の安全性を高めるカギは何といっても家具です。新しい家具を取り入れるときには、家具の配置に気をつけましょう。寝ているベッドの上に倒れてくる、避難経路が塞がれるなど被害が大きくなる場所に家具を配置してはいけません。過去のコラムでも、家具の固定方法などを具体的に紹介していますので参考にしてみてください。

カーテンなどは難燃加工、家具は配置や固定方法に気を付けましょう

部屋の模様替えのときは整理整頓のよいチャンス

さらに、部屋の模様替えのときは整理整頓のよいチャンスでもあります。この際使うものと使わないものを分け、必要のないものは潔く捨てましょう。思い切って物を減らせば地震発生時の凶器が減るだけでなく、「室内が広く感じる」「掃除がしやすい」「動きやすくなる」「必要なものがすぐに取り出せる」などのメリットがたくさんあります。安全に配慮した生活は、結果的に使い勝手がよくなり生活しやすくない環境になるのです。このように、模様替えに防災の視点を入れて行えば、「室内の安全性」と「生活しやすさ」が高まり、まさに一石二鳥なのです。

国崎信江氏プロフィール

内閣府「中央防災会議首都直下型地震避難対策等専門調査会」専門委員、土木学会の「巨大地震災害への対応検討特別委員会」委員などの経験から、危機管理アドバイザーとして、現在は文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」委員、消防庁「地域防災計画における地震・津波対策の充実・強化に関する検討会」委員、気象庁「緊急地震速報評価・改善検討会」委員を兼任。全国で防災・防犯対策の講演を行う傍ら、各メディアにも多数出演し、防災・防犯情報に関する啓蒙活動に注力。『マンションみんなの地震防災BOOK』(株式会社つなぐネットコミュニケーションズ発行)をはじめ著書多数。

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