2018年10月号「入居者と仲良くなるためのイベント企画 ③

2週にわたりお伝えしてきました「入居者と仲良くなるためのイベント企画」ですが、今回はイベントの周知方法について紹介します。

イベントの積極的な周知で参加人数を増やしましょう。

イベントを企画するときに不安になるのが、どれほど人が集まるかという参加人数です。せっかくの企画も人が集まらなければ普及効果も低くなりますし、期待以上に集まらなければ気持ちも沈みます。さらに悲しいのは、知らなかったから参加できなかったという声を聴くことだと思います。

イベントの周知方法としては、エントランスや廊下などに掲示板があるマンションではチラシを掲示したり、掲示板がないマンションではポストにチラシを投函したり、自治会の回覧板がある場合にはそこに併せてマンションのイベントを知らせる方法が一般的だと思います。エレベーターの内部も含めて、掲示が許される場所ならできるだけ目につくところにあちこちチラシを貼りましょう。最近ではマンション管理組合で独自にHPをもっていて様々な情報を共有する仕組みもあります。

効果的なPRや住民同士の声掛けで、協力して周知しましょう。

いずれにしても、チラシを見て「参加したい!」「参加しないと!」と思ってもらえるようなPRの工夫が必要です。例えば、過去のイベントの参加名簿を基に、参加傾向のデータを一緒に出してはいかがでしょうか。個人が特定できないように配慮しながら、例えば過去3年間のイベントについて、全世帯数(居住者数)に対しての参加世帯(者)の割合と「階層別」の参加率を出します。この結果から参加率が低い場合には、

「防災の知識や訓練の経験なしで大規模災害を乗り切れますか?」
「365日のうち1日は防災のこと考えましょう」
「めざせ!参加率○%。あなたの参加をお待ちしています」


などの印象的なPRをしてはいかがでしょう。また、チラシも同じものを貼り続けるのではなく、例えば現在の参加応募人数を更新したり新しい情報を記載したりすると目を引きやすく関心を高めます。

できれば、チラシの内容だけでなく、エレベーターの中やエントランスなどですれ違った際で良いので、「都合が合えばぜひイベントに参加してくださいね!」と直接声を掛け合い、みんなで協力して周知していきましょう。

国崎信江氏プロフィール

内閣府「中央防災会議首都直下型地震避難対策等専門調査会」専門委員、土木学会の「巨大地震災害への対応検討特別委員会」委員などの経験から、危機管理アドバイザーとして、現在は文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」委員、消防庁「地域防災計画における地震・津波対策の充実・強化に関する検討会」委員、気象庁「緊急地震速報評価・改善検討会」委員を兼任。全国で防災・防犯対策の講演を行う傍ら、各メディアにも多数出演し、防災・防犯情報に関する啓蒙活動に注力。『マンションみんなの地震防災BOOK』(株式会社つなぐネットコミュニケーションズ発行)をはじめ著書多数。

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