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「学区で選ぶ住まい」を考える

「人気の学区」というだけで住まいを選んでいいのだろうか?

昨今、子供により良い教育環境を与えたいという親が人気公立小学校の学区にマンションを購入するという動きが活発化している。「学区を選ぶ基準」、「良い教育環境」というのは人それぞれ違うだろうが、「学区 マンション」というキーワードでネット検索すると、上位に出てくるのは「学区別の世帯年収ランキング」云々といった数値化されたデータが目立ち、その類の書籍名までが表示される。どれも基本的には「人気学区のマンションほど、需要が供給を上回って資産性も高くなる。だから、人気学区のマンションを購入すべきだ。」という論調が展開されている。

ここで言う「人気の学区」とは、何だろうか? それは、親の世帯年収が高いこととほぼ比例し、いわゆる偏差値が高い学校、お受験に有利な学校に通える指定区域であることを意味するが、どれも定量的なデータである。

確かにわかりやすく数値化された物差しであることは疑いようがなく、資産性も無視できない住まい選びの要素の一つではあるが、それだけで大切な子供を通わせる学校を、そして住まいを選んでいいのだろうか。

学力以上に大切なものを忘れてはいないだろうか?

最近、日本人のモラルの崩壊が叫ばれているが、義務を果たさずに権利を主張する、言ったもん勝ち、やったもん勝ち、ゴネ得、そして自分さえ良ければいい、そんな風潮が世の中にはびこっていて、最近のニュースをみても、それが悪化している気さえする。このままいくと、本当に大切な何かが益々忘れ去られていってしまうのではないだろうか。

「江戸しぐさ」をご存じだろうか。それは、様々な土地の人々が集まった江戸の街で、お互いが気持ちよく過ごせるようにと生まれた何気ない気づかい。「思いやり」、「他者への心遣い」、「心を動作に表すことの価値」、「自然の大切さ」、「命の大切さ」等々、これこそが人間として、日本人として、単なる学力以上に本当に大切な、今こそ身に着けるべきものなのではないだろうか。

子どもにとっての「良い教育環境」は、数値だけでは測れない。

例えば、日本橋にある創立145年の久松小学校。何よりも「規律」を大切にしている学校。「江戸しぐさ」を「久松しぐさ」と言い換え、「人への配慮」や「思いやりの心」を教えているという。

そんな数値だけでは測れない、学校選び、住まい選びも大切なのではなかろうか。大人にとってではなく、親として、まずはその子に合った、その子にとっての「良い教育環境」をじっくり吟味してあげるべきなのではないだろうか。

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