2010年11月の記事一覧
弘法井戸
10年11月08日
昔ある夏のこと、私の郷里群馬県甘楽町の山村に一人の旅のお坊さんが疲れた足で一軒の民家に立ち寄りました。
お坊さんは「のどが渇いたので、一杯の水をください。」と家にいたおばあさんに頼みました。おばあさんは「あいにく汲みおきの水がなかったので下の雄川(この川の名称)まで汲みに行き、桶一杯に汲んできてお坊さんに差し上げました。喜んだお坊さんは水をゴクゴク飲むとお礼をいい、持っていた杖で地面に印をし「ここを掘りなさい」と言い残してどこかへ去っていきました。
おばあさんは、教えられたところをおじいさんと一緒に掘ってみると、水がコンコンと湧き出てきました。水に困っていた村人は大変喜んでこの井戸に感謝しました。
やがて旅のお坊さんは弘法大師さんと分かり、この井戸は「弘法井戸」と呼ばれることになりました。(S)
※ 空海が立ち寄った全国各地に多くの弘法井戸伝説が残っております。
(静岡県豊川村、和歌山県紀ノ川市、三重県鳥羽市、群馬県藤岡市・・・等












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