第二回:自分にとって満足できる、空間の選び方〜プロフェッショナルの仕事に迫る〜
第一回:インテリアとライフスタイルの素敵な関係
数々のメディアに取り上げられ、洗練されたデザインセンスで定評がある清田氏は、女性ならではの生活者という視点に立ったインテリアコーディネートに関しても高い評価を得ています。日々の暮らしの中で、無理なく快適な空間を作り出す秘訣を伝授していただきます。
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これから、ますます寒さが厳しくなってくる冬の季節を快適に過ごすインテリア術を教えて下さい。
まずは色で暖かみを取り入れるという手法があります。色には大きく分けて暖色系と寒色系がありますが、その中で暖かく感じる暖色系をインテリアの中に取り入れてみてください。その際に、ベッドやソファなどの大きな物を変えてしまうと、季節が変わる時に模様替えが大変になってしまいます。一番おすすめなのは、まず小物に取り入れてみることです。

具体的にはどんな物を取り入れたら良いでしょうか?
例えばソファに置くクッションや花器、部屋に飾るアートを、見ただけで暖かさを感じるオレンジ系や赤系にしたり、ポインセチアなど赤の入った季節感のある植物を、1つだけではなく、いくつか組み合わせて入れていただけると、より暖かみのある空間が演出できると思います。
まず身近な物で色味を楽しんでいただくことが、1つのポイントです。
手軽にできる事として、もう1つは素材で暖かさを出すことをおすすめしています。寒くなってくるとブランケットやファー素材などを出したり、こたつなどを部屋に置く方も多いと思います。例えば、クッションカバーを暖色系に変えてみようと思った時に、その素材もファーやフェルト素材、ニットなど、触れた時に暖かく感じる素材を選んでみてはいかがでしょうか。他には、ラグカーペットが今までは畳風の表面がつるつるとした素材であったとしても、冬場は起毛したカーペットに変えると、見た目にも実際にもより暖かい部屋作りができます。
さらに上級者に向けたアドバイスとしては、ライティングで光を使って暖かみを演出する方法があります。照明には光源がいくつかありますが、大きく分けると白っぽい光の蛍光灯と、オレンジ系の色合いの白熱灯になります。最近では、コマーシャルでも省エネやエコロジーのことを考えて、「白熱球を蛍光灯に変えて消費電力を下げましょう」と盛んに提唱しています。しかし、インテリアの世界から言うと、全部を蛍光灯にしてしまうと、モノに陰影が出なくなってしまいます。その反面、白熱灯のオレンジ色の光は、精神的にリラックス感を与える効果があります。確かに、全体照明として白熱灯を使うと電気代がかかってしまいますが、お休みになる前に本を読んでくつろぎたい時や、お酒を飲みながら映画を観たい時などに、蛍光灯の灯りでは、リラックスできないですよね。そこでスタンドなどで白熱灯を配置して、シーンによってオレンジ色の灯りを点すと、暖かくリラックスできる空間になります。例えば冬に暖炉の火を見ると暖かく感じますよね。本物の暖炉かな?と思ってよく見るとガスストーブだったり、イミテーションの炎だったりしますが、それでも視覚的に「暖かい」と感じるのは、やはりオレンジ色の「色味」というところに負うことが大きいのだと感じます。
こうして、暖かい色合いの小物を取り入れ、素材も柔らかい物にすると、エアコンの温度を上げなくても、実際の室温以上に暖かく感じることができます。そうしたことが実は全体的なエコロジーに繋がるのだと思います。





