「ペットのための備え」

ペットにも地震に対する安全対策や備えが必要です。

地震で動揺するのはペットも同じです。恐怖で走り回って割れたガラスでケガをしたり、逆に動けなくなったりします。過去の震災で、家具の下敷きになってしまった、猫や犬もいました。大切なペットのためにも家具の固定をする。ガラスの飛散防止対策をするなどの安全対策が重要です。また、ペットのための水や食料などの備蓄も必要となります。

ペットの同行避難への自治体の取り組みや飼い主の義務に対するガイドラインが作られます。

ペットの避難については自治体によって対応が異なります。

新潟中越地震においては、ペットの身を案じてペットと離ればなれになる避難生活をさけ、自宅近くで、車中泊を続けていた女性が、エコノミー症候群で死亡するといういたましい事故も発生したことから、環境省は2013年8月20日「災害時におけるペッ

基本となる考えとして、ペットの「同行避難」を原則とし、関係自治体における避難所や仮設住宅でのペットの受け入れ配慮、動物救護体制の整備や、救護施設の設置にかかる検討について記載されます。さらに、自治体や獣医師会などの関係機関のみならず、飼い主の責任と果たすべき役割にも言及し、平常時に取っておくべき対策や心構えなども盛り込まれるほか、災害発生直後の初動対応から動物救護活動の終息時期までの、時間の経過に即した対策が記載されています。

このガイドラインにより、地域防災計画などにペットの救護対策に関する事項が追加されることや、地域の実情に応じた動物救護体制の構築の促進につながることを期待していようです。このガイドラインは後日、同省公式サイトで公表されます。

なお、2013年9月1日より施行される改正動物愛護管理法では、都道府県の動物愛護管理推進計画に災害時の施策を追加することが義務づけられるほか、動物愛護推進員の役割に災害時の協力が追加されます。

これらのことから避難所でペットと一緒に過ごせる可能性が高くなりますが、なんといっても自宅で過ごせることが一番良いのです。そのためにも居室内の安全確保と備蓄をし、自宅滞留を検討しましょう。

ペットのための備え

国崎 信江氏プロフィール/危機管理教育研究所 代表 危機管理アドバイザー

【主な経歴】横浜市生まれ。女性や生活者の視点で家庭、地域、企業の防災・防犯・事故防止対策を提唱している。講演、執筆、リスクマネジメントコンサルなどの他、文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員」、東京都「震災復興検討会議」委員などを務める。現在はNHKラジオ マイあさ!の「国崎信江の暮らしの危機管理」のコーナーやテレビ、新聞などで情報提供を行っている。著書に『地震の準備帖―時間軸でわかる心得と知恵』(NHK出版)『サバイバルブック―大地震発生その時どうする? 』(日本経済新聞出版社)『マンション・地震に備えた暮らし方』(エイ出版社)『これ1冊でできる!わが家の防災マニュアル』(明治書院)などがある。

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