部屋別安全対策「玄関」

「玄関を見れば暮らし方がわかる」と言われるように、玄関は限られた空間であるものの、住まう人の性格や習慣が表れる場所です。玄関が整理整頓されていれば気持ちが良いだけでなく、災害時にも大きな役割を果たします。

部屋別安全対策「玄関」

玄関は避難路の意識を!

玄関は家の窓口であり室内と屋外の堺です。外で使った傘、ベビーカー、ゴルフバッグ、遊び用具などは室内に持ち込まず、玄関に一時的に置かれることが多いため、気を抜くと玄関は物でいっぱいということになりがちです。しかし、災害が発生して避難の必要があるとき、玄関は非常出口となります。迅速に避難するためにも、日頃から玄関に物を置かずすっきりとさせておきましょう。

玄関での対策

靴はできるだけ玄関に出さず、靴箱に収納することが理想です。家族や靴が多い場合には、100円均一ショップなどで靴をコンパクトに収納できるアイディアグッズを活用するのも一案です。傘置きは場所を取るイメージがありますが、傘の先だけ入れる傘立てや玄関ドアにマグネットで掛けるタイプなど省スペースで傘を収納するグッズもあります。ベビーカーやゴルフバッグを置く場合には、立てかけるだけでなく地震の揺れで倒れないようにフックでかけるなど、二重の対策を取ると安心です。また、靴の中にガラスの破片が入らないように、玄関周りには破損しやすいものを置かないようにしましょう。

玄関に安否のステッカーを

居住者の安否確認を迅速にするために、家族が無事であったなら「私たちは全員無事です」というステッカーを玄関扉の外廊下側に貼るという方針を取っているマンションもあります。

マンションの防災担当者は、このステッカーが貼られていない居住者を優先的に確認するなど効率的に活動できます。もし、お住まいのマンションでこのような行動指針がなかったとしても、個人で作成しておくことで災害時の初動対応の助けになります。玄関周りステッカーを置くことで探す手間もなくすぐに対応できます。

国崎 信江氏プロフィール/危機管理教育研究所 代表 危機管理アドバイザー

【主な経歴】横浜市生まれ。女性や生活者の視点で家庭、地域、企業の防災・防犯・事故防止対策を提唱している。講演、執筆、リスクマネジメントコンサルなどの他、文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員」、東京都「震災復興検討会議」委員などを務める。現在はNHKラジオ マイあさ!の「国崎信江の暮らしの危機管理」のコーナーやテレビ、新聞などで情報提供を行っている。著書に『地震の準備帖―時間軸でわかる心得と知恵』(NHK出版)『サバイバルブック―大地震発生その時どうする? 』(日本経済新聞出版社)『マンション・地震に備えた暮らし方』(エイ出版社)『これ1冊でできる!わが家の防災マニュアル』(明治書院)などがある。

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