部屋別安全対策「リビング」

テレビを観たり語り合ったりと、くつろぎの空間であるリビング。テレビやビデオレコーダー、雑誌、書籍、DVDなどのほか、観葉植物や宝飾品、壁には絵画など、一見するとすっきりしていても案外危険性の高いものが置いてある部屋でもあります。

部屋別安全対策「リビング」

テレビはモニターも固定を!

テレビのモニターが大型化してきている中で、テレビの台座を固定するだけでなく、モニターも固定しないと、モニターと台座の間の支柱が折れてモニターが凶器になって襲ってくる恐れがあります。モニターと壁を固定する方法として、伸縮素材のベルトと粘着ジェルマットがセットになった専用器具が市販されています。取り付けは簡単で女性でも簡単に設置できます。レコーダーも高価なものですから、破損しないように固定しましょう。

宝飾品を守るために

飾り棚、壺、絵画など、趣味や嗜好で集めたものをリビングに飾る傾向にあります。お客様がいらしたときにおもてなしをする場所でもあるからです。

こうしたものはその方にとっては価値の高いかけがえのないものですから、失った時の虚無感に苦しむことの無いように、滑り止めシート、固定器具等を駆使してしっかりと守りましましょう。ところで、最近は自分で壁に棚板を取り付けて、物を飾る人も珍しくありません。インテリアとしては素敵だと思いますが、防災面では好ましくありません。 どうしても壁に棚を設置したいのであれば、荷重に耐える固定の仕方や、落下までの時間を稼ぐためにひもやチェーンで固定するなどの対策を取りましょう。

あれば助けになる物も?

ソファに置いてあるクッションや雑誌や新聞などは、いざというとき役立ちます。クッションは落下物から頭やからだを守るために使います。 雑誌や新聞は、床に飛散した破損物から足を保護するために活用できます。雑誌を床に置いてその上を歩き、玄関まで靴を取りに行くなどの活用方法があります。このように身近なものを使ってどのように活かすかをイメージしておくことも大切なことです。

国崎 信江氏プロフィール/危機管理教育研究所 代表 危機管理アドバイザー

【主な経歴】横浜市生まれ。女性や生活者の視点で家庭、地域、企業の防災・防犯・事故防止対策を提唱している。講演、執筆、リスクマネジメントコンサルなどの他、文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員」、東京都「震災復興検討会議」委員などを務める。現在はNHKラジオ マイあさ!の「国崎信江の暮らしの危機管理」のコーナーやテレビ、新聞などで情報提供を行っている。著書に『地震の準備帖―時間軸でわかる心得と知恵』(NHK出版)『サバイバルブック―大地震発生その時どうする? 』(日本経済新聞出版社)『マンション・地震に備えた暮らし方』(エイ出版社)『これ1冊でできる!わが家の防災マニュアル』(明治書院)などがある。

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