2016年10月号「台風対策」

マンションは建物が強固だから台風でも安全と思っている人も少なくないでしょう。確かに、マンションは一戸建てにくらべ浸水、暴風の影響は受けにくいと言えます。

しかし、台風が上陸し居住地を直撃すれば、大切なものが飛ばされたり、停電や断水で生活に困ることもあるかもしれません。できるかぎり被害を少なくするために、台風対策を事前に確認しましょう。

台風が近づいてきたら、早めに準備天気予報をチェックしましょう

気象情報で台風の強さ、進路などをこまめに確かめて、さらに風速や雨の強さなど直接外の様子を確かめます。

飛ばされそうなものは室内に入れましょう

風雨が強くなる前に、バルコニーなどに置いてあって飛ばされそうな物(鉢植えやプランター、テーブルやイス等)があれば、できるだけ室内に入れましょう。物干し竿等の室内に入れられないものはバルコニーの床に置いておきましょう。

バルコニーの排水溝に落ち葉やホコリがたまっていたら、きれいに取り除きましょう。廊下が外に面している場合は、廊下に置いてあるものにも注意しましょう。

電気や水がとまるのに備えましょう

台風で停電になると、エレベータは停まり、電灯も点きません。また、給水ポンプも停止しますので、水道もストップすることになります。

台風の上陸を知った時点でランタンやヘッドライト、ラジオ、飲料水の確保をしておきましょう。断水時のトイレや調理など、生活に困ることをイメージして事前に準備しておくことが大切です。

大雨により1階が浸水することがあります。屋外の機械式立体駐車場で、地下にも車を格納できるタイプは、排水能力をオーバーすると地下にある車が水没しますので、別の場所に車を移しておいたほうがよいでしょう。また、水が浸入しやすいエントランスや地下駐車場の入り口には、止水板や土嚢などで浸水を防ぐ準備について管理組合で話し合っておきましょう。

台風一過の後は、建物の構造自体に被害がなかったとしても、泥の流入などで清掃しなくてはならないこともあります。マンションの防災用品に長靴や、平らな泥かきスコップ、ビニール手袋雑巾なども用意しておきましょう。

国崎 信江氏プロフィール/危機管理教育研究所 代表 危機管理アドバイザー

【主な経歴】横浜市生まれ。女性や生活者の視点で家庭、地域、企業の防災・防犯・事故防止対策を提唱している。講演、執筆、リスクマネジメントコンサルなどの他、文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員」、東京都「震災復興検討会議」委員などを務める。現在はNHKラジオ マイあさ!の「国崎信江の暮らしの危機管理」のコーナーやテレビ、新聞などで情報提供を行っている。著書に『地震の準備帖―時間軸でわかる心得と知恵』(NHK出版)『サバイバルブック―大地震発生その時どうする? 』(日本経済新聞出版社)『マンション・地震に備えた暮らし方』(エイ出版社)『これ1冊でできる!わが家の防災マニュアル』(明治書院)などがある。

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