2016年12月号「地震対策(緊急地震速報の訓練日)」

国は、平成20年度より年2回、緊急地震速報の全国的な訓練を行うこととしています。第1回目の訓練は、主に国の機関や地方公共団体を対象に実施し、第2回目の訓練は、国の機関や地方公共団体のほか、民間企業等も幅広く対象に実施しています。

平成28年度第1回目は、6月23日に訓練を実施。第2回目の訓練は、例年11月5日の津波防災の日(世界津波の日)に行っていますが、今年の11月5日は土曜日にあたるため、より多くの機関や団体等が参加できるよう、11月4日(金)に実施されました。職場で緊急地震速報の訓練があったら、これをよい機会ととらえて積極的に参加しましょう。

訓練内容は指定された日時に、地震から身を守るための3つの安全確保行動(①まず低く、②頭を守り、③動かない)を各人がいる場所(職場、学校、外出先等)で約1分間行うというものです。

緊急地震速報を有効利用しましょう

地震は、P波と呼ばれる小さな揺れのあと、S波と呼ばれる大きな揺れが来ます。緊急地震速報は、このP波をとらえ、地震の規模や震源地を予測し、大きな揺れのS波が来る数秒から数十秒前に私たちに揺れが来ることを伝えてくれます。

気象庁は、震度5弱以上と予測された時発表します。大きな地震が到達するわずかな時間(数秒~数十秒)を有効利用できるように、緊急地震速報が発表されたことが即座にわかるよう専用の音(報知音)を覚えておくことが重要です。

報知音の主なものには、テレビやラジオ、防災行政無線、受信端末などで使用されている「チャイム音」と、携帯電話会社(NTT ドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、ワイモバイル)共通の専用の「ブザー音」があります。また、受信端末では「サイン音」も使われていて、それぞれのホームページで試聴することができます。

日ごろから避難方法をイメージておきましょう

緊急地震速報を受けたら、まわりの人に声をかけながら あわてずに、まず身の安全を確保します。マンションではいち早く窓ガラスや棚から離れ、余裕があれば室内から出て廊下などで身の安全を図りましょう。

日ごろからマンションの各部屋でどう行動するかをイメージすることを習慣化しておき、できるだけ速やかに移動できるように避難動線上の廊下には物を置かないように心がけましょう。また、室内だけでなく、マンションの共用スペースについても、敷地内で緊急地震速報を受けた際の行動についても考えておきましょう。

国崎 信江氏プロフィール/危機管理教育研究所 代表 危機管理アドバイザー

【主な経歴】横浜市生まれ。女性や生活者の視点で家庭、地域、企業の防災・防犯・事故防止対策を提唱している。講演、執筆、リスクマネジメントコンサルなどの他、文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員」、東京都「震災復興検討会議」委員などを務める。現在はNHKラジオ マイあさ!の「国崎信江の暮らしの危機管理」のコーナーやテレビ、新聞などで情報提供を行っている。著書に『地震の準備帖―時間軸でわかる心得と知恵』(NHK出版)『サバイバルブック―大地震発生その時どうする? 』(日本経済新聞出版社)『マンション・地震に備えた暮らし方』(エイ出版社)『これ1冊でできる!わが家の防災マニュアル』(明治書院)などがある。

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