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年頭のご挨拶

2021年 元旦

年頭にあたり、私たちがこれまで事業を進めてきた都心について考えてみました。2019年11月に中国湖北省で発生した新型コロナウイルスは、2020年2月から世界各地に広がり、日本でも4月に緊急事態宣言が出され、それ以降も第2波、第3波とまだ収束が見えない状況です。昨年一年を振り返ると、世界が新型コロナウイルスに振り回され、日本でも飲食、旅行をはじめとして国内消費が広く落ち込みました。年が明けて国内経済の先行きが懸念されていますが、昨年からの国の金融・財政政策や、今年開催予定のオリンピック・パラリンピックの効果によって、2022年前半にはコロナ感染拡大前に戻るのではという観測も出ています。

コロナ感染を契機に、国の成長戦略として、昨年9月に発足した菅内閣のもとでデジタル社会とグリーン社会の実現が推し進められることになりました。2つの改革は、人の移動を自由にし、私たちの暮らしを環境に優しいものへと変えていきます。これまでの都心や都市に集中する働き方では、生活する場所も都心や都市になるべく近い方がよいと考えてきました。AIやIOTなどの技術革新によって、都心と郊外、都市と地方といった地域間の格差が小さくなれば、働く場所と生活する場所の制約が小さくなり、都心や都市から離れて自由に移動することができます。実際には、企業の方針や今の都心や都市の利便性を考えれば、移動することはまだ少ないと思います。しかし、将来的に技術革新や地域の活性化が進めば、郊外や地方に移動することも多くなると思います。

私たちはこれまで20年以上にわって、都心で住まいをつくり続けてきました。働く場所と生活する場所の制約が小さくなれば、都心は、社会や企業の中枢を担う人たちが集まるエリアとして、最終的な重要事を決定する先端的なエリアとして、新たな価値を生み出す創造的なエリアとして、これまで以上にその役割は明確になると考えています。東京は長い歴史をとおして、豊潤な人の営みを生み出し、多様な感性を磨き上げてきました。環境に優しい街づくりも、多様な感性を自在に操ることによって、この大都市からはじまることを期待しています。都心はまさにその中心にあって、多彩な生活シーンを享受しながら、オンとオフを瞬時に切り替えることができる、厚みのある希少な空間と考えています。私たちはこれからも、このエリアで働きそして生活する人たちのための多様な暮らし方を、をとおして提案していきたいと思います。

私たちは一昨年、多くの人たちに支えられながら創業50周年を迎えることができました。大きく成長することよりも、長く社会に役立つことを目指してきました。今年も一年、そのことを念頭におきながら、日々の業務に励んでいきたいと思います。

代表取締役 坂入正司
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